松本清張の砂の器ですっかり有名になった土地ですが、いったいどこにあるのか知る人は少ないでしょう。そこは島根県の、松江と出雲を結んだ線で作る正三角形の一角くらいにあります。両方から車で1時間足らずの山の中です。
前日空港に着いてから、霧雨だったのが、次の日亀嵩に向かったあたりから、雷をともなった豪雨に変わりました。“落石注意”や“路肩注意”の看板を横目で見ながら、立派な国道があるにもかかわらず、バカナビに導かれて、旧道を飛ばして、やっとの思いで墓参り
さすがTod'sのシューズ。びしょびしょになっても、雨で濡れ、苔むした石段をすべることなく登って行きます。
中央にあるのが母の墓、他はご先祖たちのです。ここに来ると私はいつも泣いてしまいます。今日は一人だったので、思い切り泣けました。大粒の雨のため、お線香もあきらめました。千の風も吹けないくらいの雨でした。