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2017年 09月 25日

稗原(ひえばら)というところ ~ 父の思い出

そこは、出雲市中心部から南東へ車で15分くらいのところ。
私の自宅からは12分とGoogleマップは言っています。
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私が小さかった頃は多分交通の便も悪かったのでしょう、すごい田舎!という記憶。
でも、4年前にこっちに帰って来てからたびたび「稗原ひえばら」の名前を耳にしました。

今回、こちらに帰ってから友達になった一人の女性が、この町である「稗原 森のコンサート」に、お気に入りのミュージシャンを呼ぶ! ということで、聴きに行くわ ということになりました。
9月23日は色々イベントの多い日。誘える友人はそれぞれに行く先があって、独りで行くことに。
チラシには、駐車場がないので、稗原小学校の校庭からシャトルバスが出ます ということ。ああだんだん億劫になってきた。でも行くって言ったからな~。

過去の経験で言うと、あまり乗らないときほど行って良かったということが多い・・・と自分に言って聞かせます。
その通りでした。
神社の参道広場は、地べたに座る、です。一枚づつ四角く切った段ボールの板を渡されて、虫よけスプレーもかけられます。多分そういうことかな?と座布団とラベンダーオイル持参。良かった!
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1,000人以上の人がいましたよ。びっくりでした。
次に登場したのが、友人一押しの RAY Yamadaさん。歌唱力には圧倒されます。
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東京生まれの東京育ちということですが、何故か島根に縁が深く、この日、島根県の観光大使を任命されたのだそうです。

この森のコンサートは今年で10回になるんだとか。その最初から関わっているのが、中学高校を通して活動していたブラスバンドの一つ後輩の熱田くん。
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中学の頃もうまかったけど、この歳になってもうまい! 闘牛士のマンボ かっこよく吹いていましたね~
バックのバンドもハイレベル。こんな田舎の神社の境内で、こんなことが行われていたとは!!!

どういう活動をしてこられたのかは存知ませんが、この町の出身で、初めて故郷で歌う機会を持たれたというシャンソン歌手の方。
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やすこさ~ん って声もかかって。初めての凱旋コンサートだったようです。こういうのいいですよね。

この日は曇り空だったので、星は無くて残念。だけど、稗原の町おこしとして10回も続けて来られた町のみなさんの誠意があちこちに見受けられ、とても居心地のよい催しでした。何より子供たちが多かった。それなりに雑音もありましたが、小さいころからいい音楽を聴くのはよいことです。
出雲地方の音楽文化の高さは、隅々まで行きわたっている!というのがこの日の感想。

幼い頃、“労音” というのがあって、全国的なものだったようですが、両親は必ず聴きに行っていました。
お留守番の子供たちは5円とか10円とかのお小遣いをもらって、近所の駄菓子屋さんに行くのが楽しみでした。
その労音で多人数のオーケストラを呼ぶのは大変だったのでしょうか、あるとき数人の演奏者の方がうちに泊まられたこともありました。父が協力していたのでしょうね。
LPレコードの前の時代、たくさんクラシックのSPレコードがあって、2階の窓を開け放してそんなレコードをかけると、家の前の広場で聴く人が居たそうです。

近所に図書館があって、2階は音楽が聴ける部屋がありました。そこを管理していた方は父のシンユウで、よく家にみえたけど、お酒が入ると必ず父と口論になって大喧嘩になって帰っていきました。話の内容はあまり覚えていませんが、結構真面目な話でした。音楽だったり世相だったり。そのナガサワさんもクラシック音楽が好きで、あるとき家の前にあった野球グラウンドにステレオの大スピーカーを持ち出して、星空を眺めながらのクラシックコンサートが開かれました。草むらに寝転んで夜空を見上げたら、ホタルが飛んでいたのを覚えています。

そんな父は、出雲の音楽教育に熱心で、兄と私が参加した出雲市立第一中学校吹奏楽部の後援会の会長を請け負って、全国大会にも付いて来ていました。その全国大会が近づくと、授業が終わって一度帰宅した後ふたたび登校して、運動部の部活終了後の体育館で遅くまで練習をしていたときには、いろいろ差し入れもしてくれました。
眼科医をしていた父は、地域の学校医もしていたので、長年の学校医を務めたことの感謝状を市からもらっていましたが、私は出雲の音楽振興に貢献したことへの感謝状をあげたいと思います。


稗原森のコンサート、行って良かったわ。




by yumiyane | 2017-09-25 21:30 | 町(town) | Trackback | Comments(4)
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Commented by bobjima1221 at 2017-09-27 22:21
初めまして。いつもブログ拝見させて頂いています。島根育ち、現在島根を離れて関東に住んでいます。
仕事の関係でなかなか島根に帰れずこちらのブログで島根の様子を感じる毎日なのですが、まさか私の故郷の稗原が出てくるとは!嬉しくて思わずコメントさせて頂きました。
とても小さなピアノ教室から始まった、このコンサート。今やこんなに立派なコンサートになっているんですね!皆様の熱意に感服と感動です
帰郷の際には是非聴きに行こうと思います。
Commented by yumiyane at 2017-09-28 11:00
:bobjimaさん、初めましてこんにちは。ようこそ~コメント有難うございます。
島根育ちさん、しかも稗原! 良いところで育たれました。
この森のコンサートへは初めて行きましたが、このところ稗原はたびたび話題に出てくるのです。雑貨屋さんが出来たとか、いいカフェがあるとか。お天気のいい日に行ったカフェは、眺めがよくてお茶もケーキも美味しくて、とても和む場所でした。たまには是非帰っていらしてください。
そうなんですか、ピアノ教室から始まったコンサート。実行委員の方が多くて、皆さんがとても大切にしていらっしゃる様子が伝わってきましたし、毎年行くのを楽しみにしている方がたがいることも分かりました。この実りの季節は春の息吹のつぎにいい季節だと思います。お天気的にもね。
Commented by Deko at 2017-10-03 11:55 x
こんにちわ
地域から生まれた行事に参加されたのですね。長く続けてこられたという事は大勢の方々の協力あったのですね。お父様は色々な事に携われたのですね。最近田舎住まいをする若い方々が増えているようですね。地方より文化を発信されているのですね。。
Commented by yumiyane at 2017-10-10 23:31
:Dekoさん、こんにちは。
お返事おそくなりましたぁ。
東京に居た時から思っていたのですが、故郷の方々はそれなりに楽しむことを色々企画しているのです。友達は、何にもないよ、って言いますが、そんなことない。いっぱい楽しむことはあって、美味しいものも美しい風景もたくさんあるのですよ。住んでいると段々その有難味が分からなくなるものです。
若い方たちの地方移住にはインターネットの影響も大きいですね。いつでも世界と繋がることができます。


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