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2015年 11月 14日

Firenzeに行きました~イタリア旅のつづきです

初めてFirenzeに行ったのは、初めての海外旅行のとき、1988年でした。27年前です。
その旅はルネッサンスを訪ねる旅と称して、ローマ~フィレンツェ~ベネチア~ミラノ、そして列車に乗ってパリまで。一緒に旅した姉の具合が悪くてホテルで休んでいたので、フィレンツェは一人で歩き回りました。アカデミア美術館とかサンマルコ修道院とか観たのかな。ホテルはシニョーリア広場の角を曲がったところで、名前もシニョーリアが付いてた気がします。覚えているのは美味しいレストランに行ったこと。白いいのししという名前のところ、あのときは美味しかったのに、2度目に行ったときはそれほどでもなかった。最近は味が落ちたと聞きました。もう一か所美味しいレストランがありましたが、名前も場所も全く思い出せない、残念です。ディナーでフルコースを期待されましたが、二人でひとつのステーキを注文したら、しょうがねえなあ って。
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二度目に行ったのは大学時代の友人と二人旅。やはりローマから入ってアッシジ~フィレンツェ、ベネチアに行ってミラノから帰国しました。いろんな記憶が断片的なのだけれど、泊まったホテルは駅の近くのホテルロンバルディア。あのころは安くて1泊5,000円でした。聖堂にも近くてお買い物にも良かったのだけれど通りの車の音がちょっとうるさかった。今は一般車は乗り入れられない区域です。

三度目のFirenzeは、二度目の旅のベネチアからミラノまでの列車の中で知り合ったアメリカ人夫婦との旅。
え~? って思われるかもしれないけど、ほんとの話です。
1995年に行ったイタリアの旅で知り合った方は他にもいらして、アッシジからフィレンツェの列車で知り合った日本人女性とは、東京で何度もお会いして、今も年賀状のやりとりが続いています。
アメリカ人夫婦とはサンディとトニーのこと、このブログにも何度も登場しています。今はChesapeakBeachに住んでいて、タグにあるのでご覧になってください。
その彼らとイタリア旅行をすることになりました。待ち合わせたのはコモ湖のほとりにあるホテルマルコス。そこから列車に乗ってペーザロまで行き、バスでウルビーノへ。そこに1泊してからフィレンツェまで汽車に乗って。フィレンツェに2泊してそこで彼らと分かれました。そのときの宿については今でも一緒に行った友人と笑ってしまう思い出の宿。サンディが予約していたのだけど、ナチョナーレ通りにあって(確か)彼女が選んだ無駄のない合理的な宿でした、笑。
泊まった宿でそれぞれの旅を思い出しますね。

ということは、今回は4度目のFirenzeということでしょうか。ここでは1泊、宿はフローレンスルームB&B。フィレンツェということや、駅のすぐ近くということもあってか今回の旅で一番高かった宿。高いといっても二人でE130でしたが。旅にアクシデントはつきもの。

Firenzeのお楽しみはtammyさんに会うことでした。ホテルまで迎えに来てもらって、フィレンツェ初めての友人のためにまずドゥオモあたりを散策して、シニョーリア広場でお茶をしました。
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そのあと、ピッティ宮の前まで散策してジェラートが食べたくなって、イタリアのジェラートは美味しいからね。
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いろいろおしゃべりをしているうちに陽が傾いたので夜ごはんの予約をしようとtammyさんが電話をかけ始めましたが、5件ふられました。焦るtammyさん。それこそレストランはたくさんあるけれど、連れて行きたかった!というお店にことごとく満席と断られたのです。金曜日の夜だから、もっと早く電話しておけばよかったと焦るtammyさん。でも駅の向こう側の美味しいお魚料理のお店に連れて行ってくれました。有難う!
そしてホテルまで送ってくれて、何故かと言うと、フィレンツェの宿はB&B。鍵が四つ。入口の門の鍵、建物に入るための鍵、ホテルのフロアーの鍵、そして自分たちの部屋の鍵。これはローマの二つのB&Bも同じでした。
建物の入り口のカギはちょっとコツが必要。tammyさんは難なく開けてくれました。じゃあ、また明日も来るわね、とお別れして4階に上がり、ホテルの入口の鍵を開けようとしたのだけど開きません。変だわ、カギ穴が違うみたい、ガチャガチャ。中からうるさいわねえ!!!っとおばあさん。すみませんでしたあ!!!
時間で消えるライトのため、暗い階段を駆け下りてtammyさんに電話。まだその辺にいたら戻って来て~!
・・・・フロアーが違っていたんですねえ。3階でした、何故4階と思ったのかは今でも謎です。・・・アクシデントじゃなくてハプニング?

次の日もtammyさんにアテンドしていただいて、Firenzeを楽しみました。
中央市場
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ここで買ったトスカーナの生ハムが美味しかったこと。3つ真空パックにしてもらって、次のカッラーラでひとつを食べ、ひとつは息子へのお土産、もうひとつは会社の女史に。もっと買ってくれば良かったあ。

お昼過ぎにはサンタマリアノベッラ駅からカッラーラへ向かう日。前日夜断られたレストランに連れて行ってもらえることになりました。その前にバスでミケランジェロ広場へ。
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フィレンツェというとここからの眺め、という場所です。ここに来たのは初めてだったので、飽くことなく眺めていたかった。でも急がないとカッラーラ行きの電車に乗り遅れますよ!
ってことでランチのレストランへ急ぎます。
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ふわふわのポルチーニも柔らかいけど味のある仔牛肉も、まだ食べてなかったパスタもデザートのプリンもどれも申し分ない美味しさ。ガイドブックに載ってない少し街からはずれたところにある知る人ぞ知るレストラン。名前は分かりません。でも次回きっと行ける。場所が分かったから。
このお店への道、前に通ったことがある錯覚をずっと感じてました。知ってるここ、前に通ったことある、そんな錯覚。だって来たことないもの。だけど歩いたこの道歩いたよ、っとしばらく不思議な感覚でした。なんだろ?!
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9月25日の14時40分に着いて次の日の13時53分発に乗ったから、24時間居なかったFirenzeでしたが、いろんなところに行ってたくさん食べて飲んで歩いて、お話もいっぱい出来たし、なんて充実した一日だったでしょう。美術館には行かなかったけど、街中が博物館みたいなところだからね、なんて友人をごまかして。
でもほんとにいい日でした。tammyさん、有難うございました。

by yumiyane | 2015-11-14 02:17 | Italy | Trackback | Comments(6)
Commented by rumikoh at 2015-11-15 16:07 x
私もイタリア大好きです。
始めて行ったのが娘の国連のスキークラブでジュネーブからコモ湖でした。
夏はハイキングなので船に乗って対岸に渡り山に登ったりしました。
イタリアのセンスの良さは感動です。カーテンとかテーブルクロスとか高品質で素晴らしい。
食事もおいしかった。
疲れてみんなが食前酒を楽しんでいたので お酒の飲めない私はアイスクリームを食べていたら
デザートでないのに何故アイスを食べるのかとスイス人に非難されました。
その後ツアーで2回イタリアに行き 最後の晩餐と システィナ礼拝堂に大感激でした。
上の写真の果物売り場とチーズ売り場は感動です。ヤギのチーズもおいしいですね。
ブラットオレンジや ぶどうも本当においしいですね。
ブラットオレンジから直接絞ったジュースは最高でした。
私も学生時代パリからノルマンディに行く汽車の中で知り合ったフランス人と仲良くなり
彼女は私たちを訪ねて2回日本に来たし 彼女のパリの自宅にも何回か招待されています。
yumiyaneさんのイタリア紀行楽しんでいます。 
Commented by yumiyane at 2015-11-16 23:24
:rumikohさん、こんにちは。
rumikoさんの同胞のフランスが大変なことになっていますね。お友達には何事もないように祈っています。私のパリの友達も家族も大丈夫でした。だからいいということではありませんが、咄嗟に浮かぶ友達の安否を気遣うことが大切なことだと思うのです。
日本も他人事ではありません。いい気になってアメリカと同志だなんていばっていると何も罪のない市民が標的になる可能性は否定できませんね。
イタリア、色とかデザインとかはほんとにセンスいいです。どんな田舎のカフェでも、カップに敷かれるナプキンの色とか、まいった!と思わせられます。古くからおしゃれ心が身に着いているのですね。
rumikoさんと出会ったのも飛行機の中でしたね。ずっと続いた年賀状だけのおつきあいが突然お会いすることになって。あれも不思議なポイントでした。
Commented by rumikoh at 2015-11-17 12:50 x
yumiyaneさんのご活躍をいつも頼もしく読ませていただいています。
私のパリの友人は乳癌で早世いたしました。

フランス語テレビ放送TV5で 生中継を見ておりました。
前回の1月の時はスーパーの警察の動きもずっと見ておりましたが
今回は2歳の孫を3泊4日預かっていたので中継を見るのが遅くなりました。
いつも楽しみにしている土曜日の2番組が当然中止されて生中継になっていました。
やはり問題になっているイスラム系の同化政策 特にスカーフの問題は
他の国では 問題視されていないようなので パリが特に狙われる理由は
その辺にもあるのかもしれません。
Commented at 2015-11-17 19:26 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yumiyane at 2015-11-19 12:49
:鍵コメyさん、こんにちは。
ここはミケランジェロ広場ですよ。高台にあってとても長めのいいところ。ほんとは動画を撮っていてそれを載せたかったのですが出来なかったので写真だけ。
出雲デトックス&リフレッシュ旅、県外の人しか参加できないのです。私も参加したいところなんだけどね。神在月なので今出雲は忙しいですよ。今年は無理ですね、残念ですが健康に留意してお仕事頑張ってください。
Commented by yumiyane at 2015-11-19 18:49
:rumikohさん、
昨日も銃撃がありました。町の中で戦闘が起きています。怖いですね。
シリアを空爆して、市民を巻き込んで、難民は受け入れない。そんな事があっていいのか?自分達の国だけ守ればいいのか?中東問題の頃よりもっと色々複雑になっていますね。
フランスは早くから移民難民を受け入れて、いい国だと思っていますが、根の無い人々にとっては安住の地にするのは難しいことがたくさんあるのでしょうね。


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