にっと&かふぇ

knitcafe.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2014年 02月 09日

替え玉っていうこと

寒い日が続いていて、
東京でも20年ぶりの積雪だそうです。20年前にそんなことあったっけ?
よほどのことでもないと忘れてしまいますね。東京では積もった雪がその後なかなか融けないですね。
凍った雪の上を吹く風は冷たい!
インフルエンザも流行っていて、チビKちゃんはB型に感染、その後チビSくんとママに移ったらしい。
みなさんもお気を付けくださいね。


そんなわけで、外出を控え このところテレビで映画を何本も観ました。
昨日なんぞは英国ものを2本
「もうひとりのシェイクスピア」と「ブーリン家の姉妹」
あのころの英国が少し分かったような気がします。
「ブーリン家、、、」でヘンリー8世がそんなに悪く描かれていなかったのが意外でしたね。
ロンドン塔に行ったとき、どんなに悪者だったのか、っていう扱われ方をしていた、、、ような気がしたからね。
替え玉っていうこと_d0117481_18342.jpg

ヘンリー8世に当てがおうとしたブーリン家の姉より、妹の方を気に入った王様。その王様の気持ちを繋ごうと、身ごもって絶対安静中の妹に代わって、今度は姉を替え玉として王に取り入ろうとする父親。結局姉は男の子を産めなくて、王の気を引けないばかりか姦通罪で処刑されてしまう。
結婚は出来なかったけど、男の子を産んで田舎で平和に暮らした妹の方が幸せだったね、という話。また、男の子を産めなかったことを悔やんで近親相姦までしそうになった姉だったけど、最初に産んだ女の子が、のちにエリザベス1世となることに。
どっちが良かったのか、、、どっちでも良かったのに、、、。


そして 「もうひとりのシェイクスピア」
ウィリアム・シェイクスピアの作品は別人が執筆していたという「シェイクスピア別人説」をもとに描いた歴史ドラマ、ということ。
先のブーリン家の姉が産んだ、エリザベス1世の時代、シェイクスピアの書いた芝居が上演されるのだけれど、作者と言われた男は、学も文才もない役者まがいだった!?
その戯曲の中に世の中や国政への批判を盛り込んだのは実はオックスフォード伯エドワードだった!?

ウイリアム・シェイクスピア はウィキペディアでも綿々と綴られているのですが、その人物があの作品を書いたのかどうか疑う人が多くいて、こういう映画も作られてしまうのですね。

へえ~

映画では、シェイクスピアの作品に3人の男が関わります。
表向き ウイリアム・シェイクスピア の役者兼劇作家
詩人の男 ベンジャミン・ジョンソン、この男がほんとの作品を書いた作家との連絡係?
オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィア、映画ではこの人物がシェイクスピア本人
替え玉っていうこと_d0117481_0484820.jpg

この映画は2011年に製作されているのだけど、まだ真相は謎のままなのですね。このエドワード役を、「ノッティングヒルの恋人」で、主演のヒュー・グラントのアパートの同居人の変なヤツを演じていたリス・エバンスだったとは。どっかで見たことあると思ったんだけど別人だね。

してみると、先日の替え玉事件
なんとかという方ではなく他のなんとかさんが18年にもわたって替え玉になっていた。
替え玉って言葉は不思議。
この場合、佐村なんとかさんが実は作曲した新垣さんの替え玉だった?ということにもなるのでしょうか。

なんかうさんくさい気がして、かねてからあまり注目していなかったのですが、
このたびどうして発覚させることになったのか。今の時代ツィッターやFBやネットの世界があいまいにすることを許さなかったのか、それとも他の問題が発生したのか。
金銭的な問題なら、シェイクスピアの時代にも起きていたと思われるし。
作品が良ければ、何年も経って楽曲が生き残って、資料を調べたらそんな事件が起きていたんだってね、ってぐらいになればこの騒動も意味があるのに。


だから、ここで言いたかったのは替え玉って どっちがどっちの替え玉か分からないってことですね。

by yumiyane | 2014-02-09 01:16 | 映画(cinema) | Trackback


<< 田舎の暮らしを楽しむ イベント編      ひとりカニ >>