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2013年 09月 25日

須佐というところ つづき

5月の終わりに出雲に越してきたばかりのころ、友人が 重たいお米の袋を運んで来てくれました。
引っ越しの荷物の中にはお米がなかったので、これは有難いプレゼントでした。

その友人は、いつも新米の時期に1年分くらいの玄米をまとめて買って、自宅にお米専用の冷蔵庫があり、必要に応じて精米するんだそうです。
購入先は須佐。

別の友人は、稗原(ひえばら)という、須佐からもう少し東にあるやはり山間部のお米を玄米でまとめ買いしています。
お米って、平野で採れるものがいいのかと思ったけど、新潟でおいしい「こしひかり」を作る山古志村も山間部。考えたら須佐も稗原も山古志と同じような地形をしています。
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はでば
出雲地方で、刈り取った稲を干す場所のことです。

先日、手で刈られていた方に聞いてみました。
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機会を積んだ車が稲を刈り、モミだけ取って稲は刻んで畑に戻す、そして畑の栄養分になるのだそうです。
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この車で収穫されたモミは、機械で乾燥されます。
昔のように、はでばで稲を干してモミを収穫するのと、機械で乾燥させるのとどちらがおいしいお米になるかは分からない、だけど人手が少なくなった今、機械に頼らざるを得ないのが現実、とおっしゃっていました。
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須佐の丘に干された稲を見て、私はやっぱりここのお米を食べたい! と強く思うのは仕方ないことですよね。
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この日、燦々と輝く太陽の光を受けて、稲のモミはさらにその実を豊かにしたに違いない、と感じました。
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出雲でおいしいお米は、「仁多米」だけじゃないんですね。
有名になった仁多米も、奥出雲の山間部です。

by yumiyane | 2013-09-25 00:43 | ごはんを食べよう(rice) | Trackback | Comments(16)
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Commented by shinn-lily at 2013-09-25 11:15
大学の頃、yumiyaneさんの絵で見た風景はこれだったなあ、
ばさがけというのでしょうか。
空と稲の色のコントラストがなんとも良く、幸せ色ですね。
Commented by hanamamann at 2013-09-25 19:26
はでば・・久しぶりに見ました。今でもあるんだね。新潟は同じ感じで一段です。
Commented by deko at 2013-09-25 22:42 x
ばさがけわあ―珍しいですね。そんな稲の刈り方をして天日で干してそれは美味しいでしょうね。整然と干されている稲藁も素敵ですね。千葉近郊では今はほとんど大型機械で刈り取られてそういう姿はみられません。
Commented by yumiyane at 2013-09-25 23:51
:shinn-lilyさん、こんにちは。
ばさがけ、っていうんですか。うちのほうでは、はでば というのですよ。
実りの色ですよ。これを見ると秋だなあって。
果物が葡萄から梨に移って、やがて柿になりますね。秋の青空と柿の色、それにこのはでばの色が秋になったことを教えてくれます。
Commented by yumiyane at 2013-09-25 23:53
:hanamamannさん、
そうでしょ、懐かしいよね。私も久しぶりにこんな立派なはでばを見ました。
東の安来も一段でした。
山古志村は、出雲のはでばに近いです。山古志の古志は、出雲の古志と関係があるようです。昔人の行き来があったと文献があります。
Commented by yumiyane at 2013-09-25 23:55
:dekoさん、こんにちは。
やっぱり関東はばさがけっていうのですね。
天日で干すのはいいですよね。お米は、刈り取られたあとも茎から栄養分を吸うので、こうやって干すのがさらにお米をおいしくするらしいです。
でも千葉あたりは少し危険ですね。もう空中の放射能は大丈夫でしょうか。
Commented by junko at 2013-09-26 01:06 x
Ciao yumiyaneさん
うわー素敵な景色
で、美味しそうなお米
大地からの栄養とお日様のエネルギーたっぷりだもんね
いいところに引っ越しましたね、yumiさん

ふと、震災前の福島思い出して悲しくなった、、
Commented by kanafr at 2013-09-26 04:46
秋の日の黄金色に輝く稲穂かな..ですね。
生まれも育ちも東京だから、稲穂の風景は見た事がないのに、まさに日本の風景という感じで、心の中にストンって入りました。
やはり日本人だなあって思いました。

↑でjunkoさんがおっしゃっている震災前の福島にも、こういう風景がずっと広がっていたんでしょうね。
あの日の悲劇は決してなくなっていないのに、事態は決してよくもなっていないのに、真剣に問題に取り組もうという意識は今の政府にはないように思えてなりません。
Commented by yumiyane at 2013-09-26 23:12
:junkoさん、こんにちは。
このあたりのお米はおいしいですよ。
昔ながらのものが必ずしもいいとは言えないものもありますが、このお米の乾燥については、やっぱりきちんと太陽に当てるのがいいようですよ。
稲穂全部が乾くときに、お米に最後の栄養が行きわたるそうですからね。
>福島を思い出して悲しくなった
分かります。どこを切り取っても悲しくなりますよ。
Commented by yumiyane at 2013-09-26 23:20
:kanafrさん、こんにちは。
調子はどうですか。無理しないでゆっくりね。
やはり日本人、お米が一番でしょう。
パリでもおいしいお米食べれますか。これから新米の季節。
おいしい新米食べてもらいたいな。送れるかな。ひっかかる?
福島ね、
このあいだ日本の首相がマスクを付けて初めて汚染水の検証に出かけましたね。オリンピックの誘致で宣言したからね、国が責任を持って取り組むと。
不可能に近いことを宣言したのだから、今の最高の技術を持って当たって欲しいです。一日も早く、以前の生活に戻れる人が一人でも多くなるように。
安倍さんが防護服で見学しているのを見て、何故か涙が止まらなくなりました。金曜日の官邸前のデモのこと思い出してね。
いろんな無駄なことがどんどん繋がっていくなって。どうしてこんなことになってしまったのかな。
想像力の足りない人が国を動かすと、エンドレスで無意味なことが続くんですよね。
Commented by flowersincozyroom at 2013-09-27 18:03
山間部の綺麗な水で、寒暖差がある田で獲り、はさ干しされたお米は間違いなく美味しいですね。
Commented by poirier_AAA at 2013-09-27 18:27
お米を干している場面は幾度もみたことがありますが、ここまで高く大きく拡げて干しているのを見るのは初めてです。壮観ですね。

3枚目の写真、秋の青空の下で高く干されている稲とその向こうに見える黒い瓦屋根がとてもきれいで、何回も眺め直してしまいました。日本の気候風土にはなんといっても瓦屋根が似合いますよね。
Commented by nyakkpenn at 2013-09-27 18:49 x
はでば、っていうんですね。
はさがけ・と呼ぶのは知っていました。
2段のは見たことがありますが、其方のは高いんですね。
此方では天日干しはしないので食べた事ありません。
美味しいんでしょうね。
Commented by yumiyane at 2013-09-27 23:53
:らぶさん、こんにちは。
そうそう、山間部の寒暖差が実をおいしくするのですね。
その寒暖差にお米をおいしくする何があるんでしょう。
棚田って不便なのに、なんであそこでお米を作るのかやっと分かった気がします。
Commented by yumiyane at 2013-09-27 23:57
:梨の木さん、こんにちは。
私もこんな立派な はでば は久しぶりに見ましたよ。
てっぺんにはお米の袋がきちんとかぶせてあって、雨除けのようにしてありました。茎のねっこのところに水がたまらないようにということでしょう。
瓦の屋根、都会ではほとんど見れなくなりましたね。
出雲地方は黒い瓦が多いですが、少し西・石見地方では瓦は茶色です。イタリアの瓦は艶消しですが、こっちは茶色でも光っていますよ。
青い空に干された稲がゴールドに輝きますね。日本の原風景そのもの。思い出していただけましたか。
Commented by yumiyane at 2013-09-28 00:08
:nyakkpennさん、こんにちは。
関東は、はさがけ、ばさがけ?って言うんですね。
こちらのはでば、は三段以上です。狭いところにたくさん干したいんでしょうね。
もみを取ったあと、藁になる茎を干すのは「ししす(獅子巣」というのですよ。獅子の巣ってなんかいいでしょ。
やっぱり日に干すのが一番おいしいようですよ。いつか食べてみてくださいね。


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