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2011年 01月 08日

宇宙というところ

今朝は一段と冷えました。
昼間は暖かかったので、今年初の掃除をしました。
古新聞を片づけていたら、
12月20ごろの東京新聞に載っていた写真がありました。
宇宙というところ_d0117481_2264323.jpg

地球から16万光年のところにあるマゼラン星雲で起こった超新星の大爆発の残骸。

超新星というのは、まあ太陽みたいなのが最初は自身が燃えているとその質量やら核融合反応やらでキープしているんだけど、歳を取ってくるとだんだんその引き合ってる力が弱くなって、だんだん膨張して、そして最後にはその繋がりを保てなくなって爆発するんだそうです。
宇宙というところ_d0117481_22145746.jpg

なんか人間の繋がり、恋人同士の繋がりみたいな感もありますね。

これが、地球から16万光年のところで起こっているので写真が撮れたんでしょうか。
宇宙における距離感て、途方もないです。
たとえば地球から一番近いところにあるのは月、そこまでは38万kmちょっと。
地球の一周は4万kmちょっとだから、地球を10周くらいの距離、だから行けたんですね。

それで、このマゼラン雲、16万光年先にあるんだそうです。
1光年とは、1年間に光が進む距離、1秒間に光は地球を7回半回るとされているので、
だいたい30万kmとする。それを×60秒×60分×24時間×365日だから、相当なもの。
手元の計算機では計算できない数字です。

それをさらに16万かけるわけだから、相当遠いところにあるので、この超新星の爆発のかけらが、地球に届くかどうかは分かりません。でも、あのノーベル賞を取った小柴先生のカミオカンデでみつけたニュートリノは、このマゼラン雲で発生した超新星の爆発によって起きた宇宙線が届いたということですから、そのうちかけらも飛んでくるかもしれませんね。

この超新星の爆発は、地球のいる銀河でも起きる可能性はあるわけで、それは気を付ける範疇かもしれませんが、銀河内での超新星の爆発は17世紀以来起きてないんだそうです。

今日の月は4日目の月、きれいな夕空は、そのずっと向こうにある暗黒の中に輝く銀河の宇宙を想像できないのですよね。
宇宙というところ_d0117481_2245388.jpg


by yumiyane | 2011-01-08 22:52 | 自然(nature) | Trackback | Comments(16)
Commented by mai-obachan at 2011-01-09 03:32
たまには宇宙に思いを馳せるのはいいですね。
日常の様々な煩雑さに感じているストレスがちっぽけなものに思えるし。
一種のセラピーになりそう。
Commented by yumiyane at 2011-01-09 11:47
:mai-obachanさん、こんにちは。
そうなんですよね、
その超新星の向こうの数々の星、見える?
あのひとつひとつが銀河みたいな星の集団で、その中に太陽系みたいなのがいっぱいあって、だから地球みたいな星もいっぱいあるわけで、そこに私と同じ人がいる!という可能性も充分考えられわけで、、、、。
そっかあ、セラピーになりそうですね。
Commented by uransuzu at 2011-01-09 17:17
宇宙の壮大さを想うと・・・人間ってちっぽけですよね・・・
つまらないことにクヨクヨしてられません(●^o^●)
地球上での争いも・・・宇宙人が見て笑ってるよ!
Commented by miriyun at 2011-01-09 18:36
ハッブル宇宙望遠鏡、やりますね~!
いつも別世界のイラストのようなものが実際の写真として撮れることに感動さえしています。
 果てなき宇宙ですが、一応数としては数えられる範囲になってきたというところがすごいです。新年早々の壮大なお話、気持ちが大きく広がりました!!
Commented by sfarina at 2011-01-09 18:42
おおっ、私も宇宙ものって結構好きでTVとか新聞にあると
ついつい見ちゃいます。
すごいですよね・・・、私たちの想像も付かない破格の世界、
ここから見ると綺麗だけど、実はどろどろで危険極まりない世界。
面白いですよね、まだまだ解明されない(というか出来ない)世界、
とってもロマンチック。
そして人間もその宇宙の仕組みの中の小さな一つなんですよねぇ。
綺麗な三日月、お月見も好きです^^
Commented at 2011-01-09 19:53 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ank-nefertiti at 2011-01-09 22:15
こんばんは^^
私、この手のお話し、凄く好きです!
子どもの頃、渋谷にあった五島プラネタリウムによく両親に連れて行ってもらっていました。
16万光年・・・気が遠くなるような時間・・・
広大な宇宙の中で暮らしている人間の存在は、もうそれだけで神秘的!って思います。
この広い宇宙のどこかに、私たちと同じような生命体がいるのでしょうか。

今週、たしかNHKハイビジョンで、ガリレオ・ガリレイの話があるみたいです。
ガリレオのお墓を昨年フィレンツェで見て、ちょっと身近に感じています♪

宇宙に行けるなら行ってみたいなって思う私は、お子ちゃまでしょうか>苦笑
Commented by yumiyane at 2011-01-09 23:50
:uransuzuさん、こんにちは。
ほんとにちっぽけな世界ですよね。
でもその世界で悩んだり喜んだりしています。
小さな世界だと捨ておけないのがまた悩みの種。
広い野原に寝転がって、青い空を眺めて過ごせればいいのになあ。
uransuzuさんは手袋を作るお仕事をなさっているのですね、いいお仕事ですね。
Commented by yumiyane at 2011-01-09 23:55
:miriyunさん、こんにちは。
そうですねえ、イラストでしか見たことなかった!理屈では考えられたことだったのですね、それが写真で実証されたわけですね。
宇宙を考えれるのは、やっぱりあの降るような満天の星空を観たことのある人ですよね。若い人にも、幼い子たちにも、一度はあの空を見てもらいたいです。
どれだけ想像が広がるんでしょう。きっとmiriyunさんもどこかで宇宙が想像できる夜空をご覧になったことあるのでしょうね。
Commented by yumiyane at 2011-01-10 00:04
:sfarinaさんも、宇宙お好きですか。
きっと満天の星空、ご覧になったころあるのでしょうね。
宇宙のどこかの星にはきっと地球と同じ環境があって、日本みたいな国があって、私みたいな人がいて、って想像は尽きません。
いつか、きっとどこかの星から宇宙人がやってくるに違いありません。
ETみたいなのか、未知との遭遇みたなのか、はたまたインディペンデンズデイみたいのか。
やっぱりETみたいなのがいいですね。
お月見、小田原あたりだと風情がありそうですね。
Commented by yumiyane at 2011-01-10 00:45
:鍵コメさん、こんにちは。
ご主人とそんな壮大なお話ができるなんて、羨ましいったらありゃしない!?
私は多分理系だと思います、歩んできた道は文系なんですが。
編み物は数学だし、、、、、?
Commented by yumiyane at 2011-01-10 00:51
:ank-nefertitiさん、いえいえちっともお子ちゃまではないと思いますよ。私も、あの打ち上げのGショックと、閉所恐怖症が克服できれば、ロケットに乗って宇宙に行ってみたいと思います。
映画「コンタクト」はたまらない空想でした。原作も読みましたから。
ガリレオのお墓はフィレンツェにあるのですね。
ガリレオや、羊飼いの頃は、夜空の星の流れや、陽の傾きにクエスチョンだらけだったのでしょうね。それをひとつひとつ疑問を解き明かしていく。それは今の世の中も同じです。どんどん疑問が広がっていく、この好奇心は人間故ですが、きっと同じ生物が宇宙のどこかにも必ず居て、いつかどこかからやってくる。
以前は日テレでよくやっていましたが、最近はちっともやらなくて、科学が進んでいい加減なことが言えなくなったのかもしれませんが、夢は語って欲しいですよね。
Commented by ぐらんまさん at 2011-01-10 10:55 x
やはり編み物名人 数学系の方です。読んでいて数字のところは文字を追っているだけ(T_T)の私。でもドラマは好きです。壮大でどこまでも無限で・・・神のみがご存知の領域に思いを馳せるって。
Commented by junko at 2011-01-10 19:38 x
Ciao yumiyaneさん
宇宙のことに思いをはせるとさ
本当に私たちの心配事やいさかいや怒りやそういうのちっちゃいよな――と思います
宇宙の、その中に端の端の端っこにある星のことに思いをはせると
本当に宇宙をぐんぐん旅してる気分になるから不思議
新年早々気持よかった
有難う
Commented by yumiyane at 2011-01-10 21:46
:ぐらんまさん、どうでしょう?
高校二年のときに、理科系から文科系のクラスに変更したのですが、自分ではそこが人生の分かれ目だったように思います。
やり直せるなら、そこに戻りたい!とも思っておりますの。
神のみぞ知る無限の宇宙。神はこの宇宙を水槽の中のことのようにご覧になっているのでしょうか。
Commented by yumiyane at 2011-01-10 21:49
:junkoさん、
宇宙から見れば日本もイタリアも一緒よね。
でも、その移動に10何時間かかって、お金もかかるから遠い国になっています。
また近いいつか、ローマやフィレンツェに行きたいわ~。
そうそう、宇宙の端っこにある星に行けるのは想像の中でしかだめだけど、最近はCGってものがあって、7年かかったはやぶさの旅も一緒に行けたりするのは子どもたちにも夢を与えられるでしょうね。
私も煮詰まったときは空を見るの。


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