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2010年 04月 30日

岩立フォークテキスタイルミュジアム 自由が丘

自由が丘の、駅を降りて広場の突き当たりを右に曲がって、まっすぐ行ったあたりにアンナミラーズがあって、
丁度その向かいあたりにあるビルの3階。

ホームページで、地図を頭に入れました。
秋葉原に用があって、4時半までには自由が丘のその建物に着けるはず、と計算していました。

ところが、自由が丘のそのあたりに、アンナミラーズがありません。
おかしいなあ、とぐるぐる回ったあと、あるお店の呼び込みをしている方に、
「このあたりにアンナミラーズはありませんか?」
「?アンナミラーズですか?」
と、全くわからない様子。
すると、そこを通りかかった子連れのお母さんが、
「今は無くなったけど、あの角を左に曲がった先にありましたよ。」
と親切に教えていただきました。

なるほど、やっぱり、頭に入れておいたあたりの右側に、地味ーに看板がありました。
岩立フォーク テキスタイル ミュージアム
岩立フォークテキスタイルミュジアム 自由が丘_d0117481_1982341.jpg

四時半は過ぎていましたが、あやうくセーフでした。

ビルの3階のひと部屋に、そのコレクションはありました。
パキスタン、インド、アフガニスタン、などなど。
刺繍を凝らした、衣装と御嫁入り道具としての布。

おばあさんは、孫娘が産まれると、その刺繍にとりかかる

というくだりが、胸をトンと打ちました。
その刺繍は、それは手の込んだものです。当時貴重だった絹糸を、まるで織ってあるように布に刺していきます。
1枚の布が、まるで違う種類の布になって、、、。
いったい、これ1枚仕上げるのに何年かかったのでしょう。

そうかあ、私も大チビがお嫁に行くときに、何か持たせるものを作ってやれるのかな。

友人のK子さんがキュレーターになっているので、細かい説明を受けることができました。

この展示は5月1日までです。入場は16時半までに、ということ。
岩立フォークテキスタイルミュジアム 自由が丘_d0117481_1984969.jpg

↑ 写真は入場券です。¥300

くれぐれもアンナミラーズを探さないようにお願いします。目印にはなりませんから。


もし、もう明日じゃあ行けないわ、とおっしゃる方、
13日から同じ場所で、今度は
更紗
の展示が予定されています。
こちらもお見逃しなく。

by yumiyane | 2010-04-30 19:10 | 美術館へ行こう(museum) | Trackback | Comments(4)
Commented by 栄枯盛衰 at 2010-05-01 00:58 x
アンナミラーズは、現在、日本全国2店舗しかないそうです。
制服(征服)への欲望は永遠なれど、微かな風に一網に流され、って感じでしょうか。アンナミラーズの記憶さえある人が激変の昨今で、ご不便おかけしてお詫びします。
Commented by miriyun at 2010-05-01 13:49
家族の誕生にあたり、そのこの将来を見つめながら一刺しが始まる・・・いいものですね~!
そして、そういう刺し方が減ってきているのは世界中かもしれません。貴重なコレクション見てみたいです。
Commented by yumiyane at 2010-05-01 22:10
:栄枯盛衰さん、こんにちは。
そうなんですか、もう全国で2店舗しかないのですか。
赤坂に会社があったころ、仕事の話をしにときどき行きました。置いてあるものは甘いパイだったから、女の子が多く行くかと思い気や、その制服姿のため、サラリーマンに人気があって、結構背広組が多かったせいかなあ。
いえいえお詫びなんて。
Commented by yumiyane at 2010-05-01 22:13
:miriyunさん、娘の明るい将来は、いいところへ嫁ぐことだったのでしょう。そのための嫁入り道具をどんなにいい布を持っていくか、ということなら、祖母や母は心をこめて刺したことでしょう。
布一面に親の愛情が満ちていました。
今日までだったのですが、岩立さんのコレクションだということですから、またどこかで拝見できると思います。


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