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2009年 11月 08日

shinn-lily ガ丘探訪 2

武相荘にて
二人の目線が行ったり来たり でトラックバックさせていただきました。


武相荘のグッズショップで買った布は、そのあと多分伺って暖かい夕飯をいただけるのではないか、という下心でありました。
果たして、shinn-lilyさんのお母様の心のこもった煮物の数々、栗おこわ。
30年以上ぶりで訪れましたが、同じように元気にお台所に立たれているお母様を見て、とても嬉しくなりました。
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35歳のときに亡くなった母は、私が大学に入るころから、今でいう若年性痴ほう症でした。
お休みになると飛んで帰って、おさんどんをしていましたから、母にたいしては甘え足りなかったなあ、と思います。そのことは全然不満ではないのですが、今誰に一番会いたいかと聞かれれば間違いなく母と答えます。

だから、shinn-lilyさんのお母様が、煮物とおこわを詰めてくださったお弁当を翌日食べながら、少し緩んだ涙腺があれやこれやを思い出させます。


息子夫婦がうちに来れば、帰る時自分も同じようなことをしていますし、
一緒に外でご飯を食べれば、ほとんど私が払います。
そのことを、いつまでも甘やかさない方が、という方もいらっしゃるでしょうが、、、
自分が親にしてもらったくらいのことは、息子にしてあげたいと思うのです。

初めて父にお小遣いをあげたのは、なんと90歳を過ぎてからでした。
そのときの嬉しそうな父の顔を忘れません。

お母様の煮物とおこわをいただきながら、感謝の気持ちと、取り返しのつかない思いを、味わっていました。

by yumiyane | 2009-11-08 21:27 | friends | Trackback | Comments(10)
Commented by kanafr at 2009-11-09 00:49
私も12年前に亡くなった母に対して取り返しのつかない思いが今でもたくさんあります。
母は自分の心を表現するのが下手な人でした。だから私は母に愛されていない存在なんだとずっと思いこんでいました。
“自分の存在”が自分の一人の力でできあがったのではなく、母の大きな愛に守られていたのだと、自分が子育てする事になってやっとわかりました。
母と同じくらいの年の方に会うと、母にしてあげられなかった事してあげたいのです。母にはできなかった“根気よく同じ話を聞いてあげる”事も母が亡くなってからできるようになりました。
そして母が私にできなかった自分の心の思いは、きちんと息子に伝えたいって思うのです。
母が生きていたら、あんな事こんな事してあげたい、そして感謝の気持ちを伝えたいと私もいつも思っています。
Commented by irihinidefune at 2009-11-09 13:42
お母さんのお弁当って暖かいですよね
なんだか胸が熱くなる日記ですね・・
私の両親も旅行に出るときは餞別、誕生日には現金をと
今だに、何かと援助してくれます(いい歳して恥ずかしいんですけど)。
ちょっとこそばゆい気持ちもあるのですが
ありがたくいただき、もらった餞別はそっくりそのまま
両親へのお土産代に代えます。
時に私がお小遣いやプレゼントなどをすると
両親もこそばゆい顔をします(笑)
そんなもんですね^^

私も一人暮らしをしている時期に、
母が突然に「会社の近くまで来たのでロビーに来て」と連絡があり
行ってみると、
冷凍のお肉だの、野菜だの、煮物だの、
そしてお赤飯(ここでもお赤飯)
なんかを両手いっぱいに抱えて持ってきて、
「はい」と渡されて帰って行きました。
どう考えても会社の近辺に用なんてないのに…
お昼休みに母の作った「赤飯」をウルウルしながら食べた
思い出があります。

Commented by miki3998 at 2009-11-09 19:50
生きてそこにいるだけで幸せなのだと思います。いまだ両親が健在で、この年になっても心配ばかりかけていますが、後悔のないように 思いを伝える大切さ、yumiyaneさんのブログから教えていただきました。
Commented by Miwanosuke at 2009-11-09 19:50 x
先週、母が旅立ちました。
毎日欠かさず美味しいお料理やお弁当を作ってくれ、私にお料理の楽しさを教えてくれ、たくさんの愛情を降り注いでくれた母に、感謝の気持ちでいっぱいです。
煮物の写真やコメントを拝見して、私もうるっとしてしまいました。
そして、両親の愛は本当に有り難いなぁと思います。
今は、母に感謝の気持ちをこめて、霊前に、お料理を一生懸命並べています。

Commented by shinn-lily at 2009-11-09 20:47
母も楽しかったようですよ。
今度yumiyaneさんが来たら○○を作ろうかしらなんて言っていましたから。
で、○○は来て見てからのお楽しみ、また来てくださいね。
Commented by yumiyane at 2009-11-09 22:40
:kanafrさんの、お母様に対する後悔の気持、親に対する甘えだと思いますし、それはみな同じだと思います。
もっと何々してあげれば良かった!と思うことが分かっていれば、そのときにしてあげれますのにね。
そういう思いをすることを、また親は教えてくれているのでしょう。それが分かることが出来たのはkanafrさんも、親の愛に守られていた証拠ですね。今からでも遅くないから、母のこと思いましょうね。
Commented by yumiyane at 2009-11-09 22:59
:irihinidefuneさん、心憎いというか、有り難いお母さんですね。きっと一所懸命お昼に間に合わせようと作られたのだと思います。
一人暮らし、いい経験ではありませんでしたか。私も今ではなく、若いときに少しだけしたことありますが、一人になった途端、いろんなことが押し寄せて、ああ実家に帰りたい!と思ったことがあります。
今思えば、あのとき帰っていれば、もっと親と一緒に暮らせたのになあって。
irihiniさんは、そんな感謝の気持を感じさせてもらって、今はご一緒ですね。たくさん親孝行できるチャンスをお持ちなのが羨ましいです。
あとはいい伴侶を見つけることですね。親は、子供が幸せならそれが一番なんですよ。
Commented by yumiyane at 2009-11-09 23:09
:mikiさん、こんにちは。
いつもmikiさんが、お母さんからの荷物を感謝しながらほどかれる様子を拝見させていただいて、羨ましいなあと思っています。
先日、お母様の写真を拝見して、なんて上品でハイカラな方なんだと驚きました。というのも、お母様のおしゃべりを岩手弁で語られるので、単純に、割烹着の似合うご年配の女性をイメージしていたのですね。
親に長生きしてもらうのは、いつまでも心配させることだ、ともいいますから、お元気ならたくさん心配してもらいましょう。
Commented by yumiyane at 2009-11-09 23:15
:Miwanosukeさん、お久しぶりです。そうですか、お母様のこと残念です。安らかにお眠りくださいますように。
大丈夫ですか。たくさん涙だしてください。こればっかりはね。
Miwanosukさんの丁寧なものづくりは、お母様の伝授だったのですね。でもそばにいてさしあげられたから、心強かったことでしょう。
これからは、思い出の中で一緒ですね。
Commented by yumiyane at 2009-11-09 23:17
:shinn-lilyさん、〇〇ってなんだろう。ちょっとわくわくしますね。
忘れられないうちに、再度のお邪魔を勝手に計画させていただいたりして。そうそう、弘法の松、見逃したしね。
私もお母様のために、〇〇作ろうかしら。


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