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2009年 09月 29日

アメリカを幸せにした女性

私が生まれる少し前に、まだまだ男性主流だったハリウッドのアニメーション映画界で活躍した女性、メアリー・ブレアの展覧会が、東京都現代美術館で行われています。

大変な人気で、会期が1週間延長されているようですから、まだ観ることができます。
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チケットを買うのに20分待ち、という展覧会は久しぶりでした。

1911年、オクラホマのあまり裕福ではなく、アルコール依存症の父にそれでも愛情たっぷりに育てられた少女は、小さい頃から絵が得意で、生活のために絵を描くことを志し、奨学金を得て、カリフォルニアのシュイナード美術学院に入りました。
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そこで出会ったリー・ブレアと卒業後まもなく結婚したのです。
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りー・ブレアの描く絵もなかなかのもの、生活のために働きだしたアニメーションの仕事をメアリーも手伝うことになり、やがてハリウッドのウォルト・ディズニーとの出会いとなるわけです。

リーのお供で行った南米旅行が彼女のディズニー映画への道となるのだそうです。
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ディスニーでの彼女の役割は、コンセプトアート。アニメーション映画を企画する段階で、どのような場面、設定が考えられるかを、プロデューサーや監督に表現して見せること。
だから、彼女の作品がそのままアニメの画像になるのはそんなに多くはなかったようです。
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やがて、彼女の仕事はもっと大きなものへと変化していきます。
彼女の感覚を大変認めていたディスニーの紹介で、病院やホテルの壁画に着手する一方、
絵本や楽譜の挿絵で、また別の才能を展開していきました。
建築現場で彼女が被っていたヘルメット。大いに遊び心が感じられます。
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ご主人のリーがNYに移って、新たな仕事を始めたとき、彼女もディズニーを離れていきました。
最後のディズニーでの仕事が「イッツ・ア・スモールワールド」であったとは、驚きました。

東京ディズニーランドが開館したとき、一度だけ行ったことがあります。どこも並んで大変だったのですが、この「スモールワールド」はそんなに並んでいなくて、ほっとして入り、あの音楽がいつまでも心に残ったものでした。
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戦後世代の私ですが、大型家電、車、家、ドレス、どれを取っても、アメリカのものが素敵に見えた時代。
ホームドラマを見ても、どうしてアメリカのひとたちはあんなに明るいんだろう?
家のインテリアや生活に余裕があって、外でのピクニックを楽しむ人たち。

実は、アメリカも戦後は暗かったのだそうです。その戦後のアメリカに明るい未来を提案する役割を果たした人たちの一人が、彼女メアリー・ブレアだったというのです。

彼女の晩年が、父親と同じアルコール依存になったのは、なぜだったのでしょうか。
あのアメリカに於いても、まだまだ女性が認められなかった時代、アニメーションやイラストの世界で、圧倒的なセンスと実行力で駆け抜けた女性、メアリー・ブレア。
凄い人でしたね。


※写真はすべて、長蛇の列を作ってレジ待ちをして買った図版からいただきました。

by yumiyane | 2009-09-29 13:54 | 美術館へ行こう(museum) | Trackback | Comments(8)
2009年 09月 27日

色の色

8月に北鎌倉のmikiさんのお宅に伺ったとき、あじさいのドライフラワーの作り方を教えてもらいました。

都内でもあじさいをたくさん見かけますが、紫陽花ははなびらが散らないので、枯れても枝に残ったままです。
今まであまり気にもしていなかったのに、自分自身が枯れの境地にでも入ったのか、みずみずしく咲いているときより、むしろ枯れに入った色のほうがステキと思うようになってきました。
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水色に咲いた紫陽花の枯れたあとの色です。

我が家にはこのての色がたくさんあって、そういう意味でもこの色に惹かれたのでしょう。
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先日、箱根に行った折、大平台あたりはあじさいがたっくさん咲いています。友人の旅館も改名するまえは「あじさい山荘」といいました。
宿のまわりを散策して、少しいただいたものを、ドライフラワーにしてみました。
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しばらく楽しめることでしょう。

編みかけのニットはもう少しグレーですが、糸の中にこの色が少し混ざっています。
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これから冬に向かって、どんなものを作ろうかと逸る気持ちを抑えながら、最後のサマーヤーンの仕上げを急ぎましょう。

by yumiyane | 2009-09-27 12:28 | にっと(knit) | Trackback | Comments(4)
2009年 09月 26日

たこやきに挑戦

何年も前に、忘年会で当ったたこやき器。子供が小さい頃は時々使っていましたが、、、それっきりでした。
それでも桜新町に引っ越したときに持ってきていた、ということは、いつかまた焼こうと思ってたんですね。

連日ごちそうだったので、ちょっと休憩のレシピ。
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このたこやき器は、鉄板に10個のくぼみがあって、取っ手の付いている、きわめて単純なものです。
ガス台に乗せて使います。

種は、水で溶いた小麦粉、ベーキングパウダー少々、出汁、卵 です。さらさらの分量。
そして、これはジャドウだと思うのですが、ゆでたとうもろこしが残っていたので、包丁で削っていれました。
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まわりにあふれたのを、上手にくるまなくてはなりません。
たこも入っていますが、干さくらえび、小ネギ、イカ天をくずしたものを乗せました。

写真なんて撮ってるから、焦げちゃったヨー!
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鉄板に油がなじんでいれば、だれでも簡単に作れると思います。
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大阪では一家に一台たこやき器があって、
お父ちゃん今日はたこやき焼いたるぞ~!
てな具合にお夕飯の献立になったりするんだそうです。

Moreたこの次は

by yumiyane | 2009-09-26 01:36 | おいしいもの(foods) | Trackback | Comments(6)
2009年 09月 25日

砧公園の休日

箱根から帰ってきた日、息子の家族は桜新町に泊まりました。
次の日は、お天気もそこそこだったので近くの砧公園に出かけました。

お弁当は勿論、SPAMおにぎりです。
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お弁当を食べて元気になったチビちゃんが、体操をはじめました。
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婆バカと思ってください。

Moreこの実何の実 気になる木になる

by yumiyane | 2009-09-25 00:27 | family | Trackback | Comments(8)
2009年 09月 23日

箱根に遊ぶ

折角の五連休だったので出かけました。

友人と、小学6年になる男の子、息子夫婦にチビ、と私です。

あいにくの曇り空でしたが、外で遊ぶには丁度いい気候でしたね。
箱根に子供づれで行くとしたら、ひとつはここです。

彫刻の森美術館。
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さまざまなオブジェがあって、大人も子供も楽しめます。真中でカメラを構えているのは私です。
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ただ、インフルエンザが怖かったので(妊婦が一人いるので)ジャングルジム的な遊び場は避けました。

池にかかる小さな吊り橋。チビは怖くないの?という問いに
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ジャンプ で答えました。

私以上に、この子は実が好き。
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おにいちゃんが居てくれたので、いつもの数倍楽しかったようです。
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また来ようね。

More箱根の宿は本気モード

by yumiyane | 2009-09-23 16:49 | family | Trackback | Comments(10)
2009年 09月 19日

女の生きる道

秋の野の花を、花の気持になって、見てもらいたい気持を汲んで、と先生のお話。
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会社の同僚にせがまれて、北鎌倉はmikiさんのお花の教室にやってきました。

秋の花の色は、どんな色を合わせても喧嘩しない。
なるほど、自然界の色にはいろんな訳があって、太陽の陽をたくさん浴びるほど色が濃くなるのだそうです。
そういわれてみればそうだなあ。

そんなことを考えながら、用意された花材を組み合わせます。
同僚の仕上がりは、
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選んだ花瓶によって、先生がお花を考えながら分けてくださいます。

自分たちで活けたあと、さらに立体的にしたり、流れを作ったりする先生の手が入ります。
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1時間ちょっとかかって終了したあとは、楽しいランチタイム。
今日は、先生が昨日京都で買ってみえた、今年の初物松茸ご飯。先生の手料理が並びました。
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生徒さんは私を入れて5人。同僚以外は初対面ですが、歳を明かし合った途端打ち解けて、おひとり20代のお嫁さんがいらしたほかは、先生もみんな〇0代だ、ということになって盛り上がりました。

家に帰って、早速習った活け方を再現しました。
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鶏頭、吾亦紅、リューカデンドロン、りんどう、黒米、セージ、灯台躑躅(どうだんつつじ)、覚えました。

More女の生きる道

by yumiyane | 2009-09-19 23:26 | 身の回りのこと(around me) | Trackback | Comments(6)
2009年 09月 17日

長い一日

朝、いつもより30分早く起きて、出勤するまえに、表参道のこどもの城で行われていた、健保組合の健康診断に行きました。
10時40分に終わって会社に行き、11時からの会議に参加しました。
12時に、チビちゃんがママと一緒に幼稚園帰りに会社に来たので、一緒にクレヨンハウスでお昼を食べました。
午後は真面目にデスクワークをびっしりして、夕方30分早く会社を出て、高輪に向いました。
18時半から、高輪区民ホールで開かれたコンサートに行く為です。
松江に住む、幼馴染のRちゃんの娘が出演した、「恋する6人の乙女たち」を鑑賞しました。
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このコンサートは、“クラシックライブを楽しむ会”主催の第129回よくばり音楽館、というかんむりが付いています。
第一部コジ・ファン・トゥッテ、第二部リゴレット、第三部ラ・ボエーム
という豪華版で、オペラのハイライト部分を、ナレーションでつなぎ、ピアノの伴奏と少しの小道具で聴かせるものです。

友達の娘は、モーツァルトのコジ・ファン・トゥッテで女中の役をやっていました。コミカルだけどしっかり歌っていましたね。
他の方たちもとても美声で、特にコジで姉の役をやられた宮澤尚子さん、リゴレットの娘の役の山中沙耶さんのソプラノはもう一度聴きたい声でした。ラ・ボエームのミミ役の庄子友美さんの声は共演の方との声がすごくマッチしていて魅了されました。これを2,000円で聴くのはとても申し訳なく思いました。
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主役ではなかったのに、一番たくさんファンに囲まれていたのは千尋ちゃんでしたね。
また公演がある時は知らせてくださいね、必ず行きますから。

で、幼馴染の友人が他の友達も呼んでいて、顔が揃いましたので、
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終了後一緒に食事をすることになりました。

高輪の区民センターを出て右に曲がり、歩道橋を渡って見つけたお店に入りました。
桜田通りに面して、魚藍坂下から白金高輪に向かって右側にあったイタリアンの「レミズダイニング」は案外おいしくて、またこのあたりに行ったら寄ってみるお店となりました。
何年ぶりの友達も居て、話は尽きませんでしたが、最終に間に合うくらいには帰りました。

ああ、充実した一日だったこと。

by yumiyane | 2009-09-17 14:39 | 身の回りのこと(around me) | Trackback | Comments(4)
2009年 09月 15日

SPAM

SPAMと聞いて、あの迷惑なメールを思い浮かべる方と、あの沖縄の人たちが常食のランチョンミートを思い浮かべる人といるでしょう。

このランチョンミートのスパムと、迷惑至極のメールとが同じ言葉だったなんて。


ある日NHKのパパサウルスという番組の中の「パパむすび」というコーナーで、この番組は男子が自分の思い出の中でおいしかったおにぎりを再現してみせるミニ番組ですが、スパム結び、というのをマイクさんが作ってみせました。
以前沖縄出身の友人宅で食べたスパムは今ひとつで、沖縄の人たちは妙なものを常備食としているんだなあ、と不思議に思ったことがありました。

先日二子玉川のDRAFT KINGというカフェに連れて行ったもらったときに、このスパムお結びがメニューにあって、早速食べてみたとろ、
案外いける!


桜新町のピーコック、なぜか「お徳用」のコーナーにこのSPAMが山積みされていたのです。
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思わず二つも買ってしまいました。ひとつ¥258でした。

早速試したところ
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案外いける! 同じ味です。

休日のランチにはもってこいのメニュー、お薦めです。


ところで、あのスパムメールがなぜこのSPAMから来たのか?以下ウィキペディアからの抜粋。
SPAMはホーメルフーズ社の登録商標。
このランチョンミート、1930年代から製品化されていた。
あるとき製造会社が売れ行きが落ちたため商品名をSPAMに変更した。何かの略称。

2003年には世界41カ国で売られている人気商品だが、アメリカはハワイが一番人気。
それだけ人気商品だと、シニカルな取り上げ方もされる。
あるときモンティ・パイソンの番組で、大衆食堂を揶揄する「スパム食堂」をテーマにした番組で、メニューにスパム・スパム・スパム・スパム、、、、、とスパムだらけのメニュー、歌もスパスパスパとなって、番組がスパムだらけになったのだとか。
ここから、執拗に繰り返すものをスパムと、ハッカーが借用したのではないか、と言われている。


このスパムそんなに有名なんだ、モンティ・パイソンも取り上げるくらいだから。
イギリスの人は、よくアメリカの言葉やものを批判します。この話もきっとそんなところなんじゃないのかなあ、
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と思いながら食べるとまた味わいも深くなる、というものです。

by yumiyane | 2009-09-15 23:37 | ごはんを食べよう(rice) | Trackback | Comments(8)
2009年 09月 14日

Grape 葡萄

葡萄の木はどこにでもあって、見つけるとなんだか懐かしい気持ちが湧いてきます。

ローマの宿、屋上のバールにあったブドウ。
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ブルガリア、プロブディフという小さな町の、古い庄屋が博物館になったりしているところ。
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フランスは南西部、アルビにあるロートレック美術館の裏庭。葡萄の並木で一休み。
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南イタリアはプーリアにある、ポリニャーノ・ア・マーレの街なか。
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お昼寝で静まり返った午後、風にそよぐブドウの葉もけだるい。


こちらはすでにたわわに実をつけているところ。
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幹が結構太いから、何年も実を収穫できているのでしょう。

こちらは言わずと知れたアルザスのワイン街道。
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コルマールからストラスブールに向かう道の風景。


と、葡萄がほんとに世界中の人の食生活になんと密着していることか。

こちらは山梨で採れた完璧なブドウふたつ。
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頂き物のおいしいおいしいブドウたち、
それをほおばるチビ。
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最近はカメラにポーズしてくれるようになりました。
ほんとにおいしかったんだよね。

by yumiyane | 2009-09-14 00:36 | おいしいもの(foods) | Trackback | Comments(8)
2009年 09月 13日

グレー

井戸を守るのが井守で、家を守るのが守宮(やもり)。やもりは夜、蛾とか虫とか食べてくれるので、いいやつ、と子供ごころに思っていました。
井守は両生類だけど守宮は爬虫類。爬虫類でもとかげよりかわいい。だから実家で頭の上に落ちてきた時もゴキブリほどいやじゃなかった。
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先日、本郷台あーすぷらざのリキシャ展のバングラデシュコーナーで求めたもの。
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ヤモリは垂直の壁でも平気で歩くので、その生態が粘着剤の研究にもされているんだそうです。
部屋の壁にとまっててくれると、なんか守ってくれてるような気になります。
よしよし。


今編んでいるのは、リバティで買った夏の糸の最後、グレーのシルクコットン。
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グレーっていう色は、とっても上品ですがすがしいときと、暗くてさびしく感じるときがあると思うのだけれど、
それって、グレーの持つ微妙な顔のような気がします。

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寂しく出るか、清らかに出るか。
季節の変わり目に、気楽にはおれるカーディガンを目指しています。

by yumiyane | 2009-09-13 12:34 | にっと(knit) | Trackback | Comments(2)