2008年 11月 27日
Trouville-sur-Mer ここを訪れることにしたのは、レイモン・サビニャックの町、と知ったからです。 レイモン・サヴィニャックは、1907年パリに生まれ、パリで活躍したポスター作家ですが、晩年をこの町で過ごしました。 町の中に彼のイラストがあるらしい、ということで探してみることにしたのです。 ありましたねー。ホテルの壁に、羽毛布団(?)に眠るおじさんが描かれています。 ボード沿いに彼の作品が見れますよ、ということで海岸にやってきました。 彼のウィットに富んだイラストには、思わず笑いがこぼれるんですよ。 ほら、 この方たちも嬉しそうでしょ? 5人も並んで座るのって、よっぽど仲がいいんでしょうね。 ウォークボードを、海を眺めながら歩いていると、向こうから不思議なレディが。 もしやあの人ごみは、と進もうとすると、 「アー、チョットスミマセン、ココカラサキハ ダメデス」と。 彼に聞いてみました。 「フランスエイガ、シュエンハ、オドレイ・トゥトゥ、アメリノ シッテル?」 知ってる知ってる、ダヴィンチコードにも出てたね。 「タイトルハ、ココシャネルノショーガイ、ライネンコウカイシマス」 へー、彼女はあそこに居るの? 「カノジョハ キョウハイマセン」 と、 残念っ! かなり大掛かりなロケ隊でした。仕出しのテントや、着替えのテントがいくつも立っていて、近くのホテルも借り切っていたみたいだし、さすがだあ。 振り返る、とこれもまたドラマチックな夕景が始まっていました。 こっちはロケなんかじゃない、ほんとの恋人たち。 トゥルービルの海岸、 いつまでも眺めていたい旅人です。
by yumiyane
| 2008-11-27 00:35
| France
|
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Comments(8)
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shinn-lily at 2008-11-27 13:00
ここですね。私の行きたかったところ!
サビニヤックの絵もいいけど、それ以上の町ですね。 サビニヤックもこの夕焼けの海、見てくらしたのでしょう。
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hanamamann at 2008-11-27 17:12
きれい!夕焼けはいつ見ても同じものが一つとしてないし、
本当にきれいですね。
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mai-obachan at 2008-11-27 18:17
CGを使った凝った絵が今は多いですが、手書きでほんわか見ていて心が穏やかになるサヴィニャックの絵ですね。今こそこういうの絵のポスターが街に増えればギスギスしなくなりそう。
ベンチで5人座り。 端っこのおじさんがおっこちそうですね。ははは。 日本の電車の座席にこの写真貼れば、みんなきっちり座ってくれそう?!
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yumiyane at 2008-11-27 23:45
:hanamamannさん、一番最後の写真、不思議な色ですよね。お店の灯りは普通ですから、この空の色が尋常じゃない感じでしょう?
太陽が沈んで、最後の光があがいているようです。
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yumiyane at 2008-11-27 23:55
:maiさん、サヴィニャックの絵は、シャレが効いていたり、風刺がうまかったり、ちょっと垢抜けたところもあるんですよ。
企業のCMは粋なところもありますが、現代社会を皮肉ったような絵もあって、そういうのを見ると社会派?とも見えますが、実際は人間賛歌と思います。 そうなんですよね、混んだ電車の7人かけのところに、平気で6人で、お年寄りがいらしても譲らない根性の座った人がまだまだたくさん居るんです。いつか、お年寄りに座ってもらおうと思って、詰めてください、ってお願いしたら、フンって立ってどこかにいっちゃいましたよ。なんで私も座っちゃいましたが、ははは。
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yumiyane at 2008-11-28 00:18
:shinn-lilyさん、トゥルービルはパリからそんなに遠くはないので、きっといつか行ってください。パリのサンラザール駅からたくさん汽車が走っていると思います。
サヴィニャックさんは、長生きをされたようです、2002年の10月に亡くなられたようですから、ついこの間までいらしたのですね。 いらっしゃるうちに行けないことも無かったので、残念です。
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miriyun at 2008-11-28 04:19
町の中のさりげなく溶け込んだイラストから魅入られて見始めましたら、ノスタルジックな映画撮影から、自然の織りなすドラマである夕景まで圧倒されどおしでした。
素晴らしいたびですね~!
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yumiyane at 2008-11-29 01:18
:miriyunさん、こんにちは。
サヴィニャックのイラストは心温まりながら、うーんと考えさせられるような、風刺のきいたものも多いんです。 女の旅は欲張りですからね、一時もむだに出来なくて、あっちにいったりこっちにいったり。きっとmiriyunさんも中近東にいらしたらそうだと想像できますよ。 |
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