2015年 04月 06日

春の色 ~ 雛祭 ~ 久しぶりの出雲レポ

田舎の行事は ひと月遅れのことが多々あります。

2月の節分は旧暦のお正月
4月3日がお雛様
6月5日は端午の節句
8月7日に七夕

だから、出雲では4月三日までお雛様は飾ります。
5日まではどうかと思いましたが、小さいころを思い返しても、三日が過ぎたから早くしまえ!とは言われなかったような。

出雲市今市町中町は、かつての町の中心街。郊外にいくつか建った大型店のために、ここももれなくシャッター街になってしまいました。
アーケードになっているこの通りの東の端の方にある ichi 市 では去年の8月からフリースペースとなっていろんなイベントに使ってもらい通りを活気づけようという試みがなされています。私も2度ほどワークショップやニット市をやらせてもらいました。

通りのあちこちにひな壇が出来ていて、それぞれのお宅のお雛様が、通りに面して飾られていました。
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この白い梅、調べたらこんな字なのだけれど 白鹃梅 なんて読むのでしょう?
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このアーケードの西の端のほうにある 本高橋 というお宅では、10年前からこのお雛様の期間に自宅を開放してお茶席を設け、ひな膳を振舞われています。

私の小さかった頃、おもてなしはこんな形でされていたことを思い出します。
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今日は ひな膳 を頂きました。
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錦糸卵の上に菜の花のおひたし、干しシイタケ、蓮、山椒の乗ったちらし寿司。蛤のお吸い物に十六島の海苔。
おかずの皿には、時計回りに土筆の酢の物、鶏肉のコーヒー煮、八朔のゼリー、海老の素揚げ、うりの粕漬け、セリの白和え、菜の花の煮びたし、若竹の鰹節和え。
真ん中の小鉢はお粥の麹煮。箸置きには桜の小枝。
調理なさった方と、季節の恵みの話をしながら頂きました。
なんと豊かな食事だったことか!

食事のあとは、茶室で不昧流の抹茶をいただきます。
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掛け軸の言葉を聞くのを失念、残念。
お菓子は本町のいしはらのじょうよ饅頭。 ここの饅頭は絶品ですよ。出雲にいらしたら、是非ここのお菓子を召し上がってみてくださいね。 お茶と並べるため合成してます
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高橋さんのお宅には、古くからのお雛様やおべべが伝わっているようです。
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古いものを残す勇気を感じました。有難うございます。



実は先日も、出雲伝承館での茶会に出かけました。この日は裏と三斎の二席を頂きました。裏のお菓子はいしはら、美しい色。お茶は何故か湯気が立って。。。それなりにおいしかったけど。。。
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出雲・松江にはお茶の催しが年間、公なものだけでも十数回あるようです。
4月から5月にかけての松江では、お堀端茶席
5月の15日には、出雲大社の大茶会。

お茶の持ついろんなことがきっといい効果を産むのでしょうか、お茶を嗜まれる方に太った方は少ないし、ご高齢でもしゃんとした方が多いです。

出雲の一般のお茶文化
人が来たら、まずお茶。小さな煎茶茶碗に何杯も注いで。
お茶うけは甘いものから自前の煮しめや漬物。ごはんが食べれなくなるくらい食べて飲んで。
面倒くさい と思わないで、気楽に楽しく続けていきましょう。

by yumiyane | 2015-04-06 17:23 | にっと(knit) | Trackback | Comments(10)
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Commented at 2015-04-06 20:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by funochan at 2015-04-06 21:40
土筆に菜の花に筍・・・春の恵みが満載のひな膳ですね。
白いお顔の天神さんたちは、古志古民家塾の蔵に眠っていたそうですよ。
いつもは寂しい商店街ですが、土曜日には無料の着付けサービスもあったので、着物姿の女子大生も歩いていて華やいだ雰囲気でした。
私も時間があれば高橋邸のお茶席に伺いたかったのですが、おかげさまでichiにもお客様が次々あって、一歩も出られず。
いしはらさんのお菓子、両方とも美味しそう!
そういえば、まちゼミでいしはらさんのお菓子の講座もあったので、そちらをおお勧めするべきでしたね^m^
Commented by Deko at 2015-04-07 15:41 x
毎日優雅に過ごされているのですね。写真からそう想像しました。かけられているお軸や振袖もそれぞれに由緒ある素敵なものなのでしょうね。上用饅頭も美味しそうですね。山芋入れた優しい皮の饅頭ですね。白いお花は分かりませんでした。梅花空木や利休梅に似ていますが、。。利休梅今家にも咲いています。梅花空木はもう少し時期が遅いように思います。何の花でしょうね。
Commented by yumiyane at 2015-04-08 21:04
:鍵コメsさん、こんにちは。
出雲に住んでいる人たちは、何にもないところだよ、って言いますが、まだUターン1年半の私にはいろいろあるところだと思います。そのうち同じようなこと言うかもしれませんが。。。
白いお花は利休梅だそうです。真ん中のめしべのところが緑で放射状のめしべがとても綺麗な花でしたよ。この漢字の読み方は違うと思います。
Commented by yumiyane at 2015-04-08 21:19
:funochanさん、こんにちは。
天神さんはそうなんですか。たくさんありましたよ。他の古いひな人形や女の子の人形も誰かのコレクションなんでしょうね。
無料の着付けサービス、いいですね。私も着物を着たくなりました。お茶会に行くと、次回は着物で来ようかな?って思いますからね。
ichi の企画がどんどん入りますね。ついでに町も活性化できればいいんだけどなあ。いしはらのお菓子の講座、面白そう。
Commented by yumiyane at 2015-04-08 21:39
:Dekoさん、こんにちは。
優雅というよりのんびりというほうが当たっていますよ。
地方の人たちには地方なりの楽しみ方があり、四季折々に小さなイベントがたくさんあって参加させてもらっています。
白い花は利休梅だそうです。きっとこの花のルーツは台湾の方ではないでしょうか。白い 梅 で検索するとこの漢字の画像が出て来て、台湾の方のブログに行きつきます。

Commented by ふーみん at 2015-04-08 22:54 x
こんばんは。
日本には美しい四季があり、それを愛でる行事や文化がありますが、今ではスピードや利益を優先でゆっくり味わうことがなくなってきたように思います。
実家の母は今でも旧暦の行事を大事にしています。
お茶うけの漬け物や煮しめを多めに作っては近所におすそ分けしています。自分にはできないなぁ(--;)
Commented by yumiyane at 2015-04-10 01:05
:ふーみんさん、こんにちは。
そうですね、行事の持つ意味を考えると、地域や風土に根差したものがたくさんあるはずだから、都会ではそういったものが失われていって、すべて経済・利益優先になっていくのでしょうね。
ふーみんさん、大丈夫ですよ。そういうお母さんの背中を見て育ったのですから、持っていらっしゃいますよ。
Commented at 2015-04-16 06:31
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yumiyane at 2015-04-17 14:53
:鍵コメeさん、こんにちは。ご無沙汰しています。
私もあちらにお訪ねして、何度かコメント書こうと思いましたがうまくいきませんでした。そうでしたか。
これからもどうぞよろしく。
有難うございます。くうちゃんのお骨に立ち直り宣言したのでがんばります。


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